ファンブラーズ戦術 |
【前列】 |
スラーヴァ |
(守備的、全体/低HP狙い)
HPアップ1、プロテクション2、ディフレクト2 |
シロー |
(攻撃的、全体/低HP狙い)
HPアップ2、ストラングルホールド3 |
ローラ |
(守備的、全体/低HP狙い)
エイミングショット1、アシッドスプレー2、スリープ1 |
【後列】 |
キャロライン |
(平均的、全体/低HP狙い)
メディカルテラピー1、ヒーリングコール2、キュア1、ホーリーアシスタンス1 |
ヴィヴィオ |
(平均的、全体/低HP狙い)
マジックミサイル1、エナジーストーム2、エナジーボルト2 |
【基本戦術】 |
レクレはリュウの防御力が並外れて高いため、前列から崩すのは論外。
今回も基本は中・後列から狙っていくことになるが、問題は隊列。後列にほぼ固定のキアとココはともかく、シャゾム、コウイチの二人は戦術によって隊列を移動する可能性が非常に高い。
スリープを使ってくるシャゾムを真っ先に狙いたいところではあるが、彼一人を目標とするのは難しいと考え、隊列に関係なくHPの低い者から狙う作戦とした。
こちらの隊列も、それに合わせてローラを前列に変更。
危険な賭けではあるが、ファンブラーズ前衛の防御力を考慮すると先に狙われることは考えにくい。
(スラーヴァ、シロー両名ともに防御170以上)
逆に、レクレ側が中列のローラを狙ってきた場合は思惑を外すことができるため、あえてこのまま行くことにした。
あとは、後列狙い対策のために(よりHPの低い)ヴィヴィオのAIを平均的に。装備がほぼ防御限界に達しているので、魔法さえ凌げばキャロラインの回復が追いつく可能性が高い。
キャロラインが平均的なのは、全体魔法のダメージを均等にし、HP減少で彼女に狙いがシフトするのを防ぐため。
あとはアシッドスプレー・ホーリーアシスタンスでできる限り早く人数を減らすことを目標にする。
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試合経過
(2004/10/19) |
試合前 |
総当たり戦もいよいよ最終日。
両パーティともに負け無しで勝ち抜いているため、これが事実上の決勝戦となりました。
お互い気合充分、試合会場が盛り上がりを見せる中、この男は……。
シロー『ふっふっふ、これで貴様らは俺に指一本触れることが出来ない!』
彼の手には、赤いペンギンの描かれたフルフェイス。
それをおもむろに被ったかと思うと……。
シロー 『ピヨピヨピヨピヨ(紅丸の物真似をしているらしい)』
イヤな予感的中。
コウイチの飼っているペンギン、紅丸の物真似をして相手の油断を誘うという作戦のようですが……。
あまりに駄目すぎます。
というか、それじゃヒヨコだよ。
それを見て、当の紅丸が眉間に皺を寄せる中、一人悩み続ける男が一人。
リュウ 『……えっと、えっと、ファンブラーズ、ファンブラーズだから、えっと………えーっと………』
何を考え込んでいるのかと思えば、
リュウ『えーとえーと……ダメだ、あんなダジャレ、オレには無理だ…』
と、ガックリとした表情のリュウ。
前回、ワード戦のシローのギャグを聞いて、それに対抗しようと考えたようですが……。
真似はしない方が自らの名誉のためにいいと思います。
気を取り直して試合開始しようとしたその時、
ローラ『あう〜、寝坊ですぅ><みなさんよろしくおn……!(足がもつれる)え、あ、わわっ!』
何とローラが転倒、そのまま前列に転がり出る羽目に。
隊列が崩れて慌てふためくファンブラーズをよそに、非情にも鳴り響く試合開始の合図。
シロー『ヤア、ボクベニマルダヨ……シャー!』
微妙な物真似のままシローが突貫したことで、ファンブラーズは足並みが揃わないままレクレと戦うことになってしまいました。
ヴィヴィオ『お前ら、こんなときくらいしっかりしやがれー!!』
負けるな少年、君だけが頼りだよもう……。
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SIDE:A
(別窓で結果が開きます) |
色々と混乱しつつも、作戦通り一番HPの低いココに狙いを定めたファンブラーズ。
魔法とストラングルホールドが上手く回転し、割と早い段階でココを追い詰めることに成功。
カルヤの攻撃がヴィヴィオに向かったものの、彼は何とかこれを回避。
ここまでは計算通りだったのですが、続く第3ターン。
シャゾム『面倒だな…少し眠ってもらおうか』
何と、シャゾムのスリープがシローを直撃。
主砲が無力化されてしまったことで、ファンブラーズは一気に苦境に立たされることになりました。
何とかココは倒したものの、その後攻めあぐねるという状況。
試合は、ここから泥沼の様相を呈してきました。
第7ターンにローラ、その次のターンにコウイチと、両チームのメンバーが次々に倒れ、激しい削り合いが展開。
ワード戦ではほぼ無傷に近かったシローですが、今回は序盤のスリープのためHPがスラーヴァよりも低くなり、途中から前衛の攻撃を一手に引き受ける羽目になってしまいました。
攻撃的設定のAIも祟り、手痛いクリティカルを浴びてHPが半減する事態に。
シローが倒れるとリュウに対する攻撃手段の軸が失われるため、ここは何としても凌がねばなりません。
攻撃は最大の防御とばかり、少しでも人数を減らすべく一人ずつ火力を集中させていきます。
それが効を奏したか、第11ターンにキア、続く第12ターンにはシャゾムを倒すことに成功。
キャロラインの回復も飛び、ここでシローはひとまずピンチを脱しました。
その後、プロテクションで仲間を庇い続けたリュウが第16ターンにとうとう倒れ、残るカルヤも集中攻撃を浴びて第18ターンに沈み、ここで試合終了。
両サイドから魔法が乱れ飛ぶ、派手な展開の試合でした。
前列と後列に攻撃が分散したレクレに対し、あくまでも一点突破を貫いたことが、今回のファンブラーズの勝因だったかもしれません。
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SIDE:B
(別窓で結果が開きます) |
展開はほぼ同様でしたが、こちらはより、ファンブラーズにとって苦しい戦いになりました。
シローがスリープで無力化されたのと、ローラが早い段階で沈んだのは変わらなかったのですが、今回はなかなかココに有効なダメージを与えることができず、彼女を倒すまでに7ターンを消費してしまいました。
この時点でローラが倒れ、シローとヴィヴィオもHPがほぼ半減状態。
これ以上人数の差が開くと一気に押し切られるところでしたが、比較的元気を残していたスラーヴァとキャロラインがプロテクションと回復魔法で2人をサポート。
第9ターンにキアを沈めて、何とか踏みとどまります。
ここでシャゾムのスリープの対象がシローからスラーヴァへと変更になったことで、息を吹き返したシローが再び暴れ出し、連続クリティカルを食らいながらもストラングルホールドで奮戦。
第13ターン、キャロラインのクリティカル攻撃でシャゾムが倒れると、流れはファンブラーズ側へと傾きました。
残る前列を一人ずつ着実に倒し、第24ターンに試合終了。
経過を見ていて、かなり緊張した試合でした。
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試合後 |
アクシデントにもめげず、何とか激闘を制したファンブラーズ。
ローラ『あう〜><;死ぬかと思いましたぁ( ̄▽ ̄A』
ローラが一人胸を撫で下ろす中、シローは……。
シロー『(兜を脱いで)はっはっは、どうだ、騙されたか。』
どうしてそこまで上機嫌になれるのか、この男。
スラーヴァ『シロー……いや、もうそっとしておこう(目逸らし)』
スラーヴァですら放置を決め込む中、とうとう堪忍袋の緒が切れたヴィヴィオ。
ヴィヴィオ『騙されるわけあるか、アホー!!』
と、叫び出してしまいました。
それは至極もっともな意見だったのですが、実は後日……。
リュウ『そういえば、あの時って紅丸2匹いたよね!?』
騙されてる、騙されてるよリュウ!(涙)
その後、スラーヴァによって真実が告げられるまで、彼はそれを信じて疑わなかったという……。
――本当、世の中何が起こるかわからない。
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番外編
(別窓で結果が開きます) |
総当たり戦の得点には換算されない試合ですが、あまりに面白かったのでここで紹介。
ここでの見所は、何と言っても第22ターンのこれにつきます。
シロー『今だ!オサフネ……波ァ!!』
リュウ『オフサネ波ァーッ……ぁあああぁあぁぁぁっ!!!?』
リュウにオサフネ波直撃。
これまた、派手に吹っ飛んだもんだ……。
これを見た瞬間、筆者は思わず笑い転げました。
何の打ち合わせもなしに、ここまで息の合った(?)掛け合いとなったのは凄い気がします……。
最高のネタをありがとう(笑)
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結果・得点 |
2戦2勝でファンブラーズの勝利。
獲得ポイント |
Les Cres d'Or |
4P |
The Fumblers |
8P |
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